四国新幹線の実現に向けて、四国4県などが6月4日、協力して署名活動を行うことを明らかにしました。
岡山から四国に出入りするルートで国に要望することが決まり、4県の連携が本格化しています。香川県の池田知事など四国4県や、経済団体のトップらが高知県で開いた会合で発表しました。
署名は、四国の内外で集め、2025年の夏には国に提出する方針です。四国新幹線は、国の基本計画に盛り込まれているものの現在は凍結状態で、実現するには地元の機運を盛り上げて、整備計画に格上げされる必要があります。
国に要望するルートを巡っては、関西から淡路島を経て四国に出入りする案を示していた徳島県が2023年に方針を転換。岡山から四国に出入りする案で4県の足並みがそろいました。
(香川県 池田豊人知事)
「今、北海道、北陸、九州で進めている新幹線の整備は終盤戦になっている。この時期に四国の新幹線を整備計画に格上げする。そのための法定調査に着手するのは機を熟している」
(徳島県 後藤田正純知事)
「九州を見ていると進化している。新幹線はできる土地の値段は上がるし我々はそういう姿を謙虚に学んで、中四国関西経済圏を改めて次の未来につくり引き継ぎたい」
また要望するルートの関係上、四国内だけでなく岡山の政財界や住民の理解をどう広げるかも課題となっています。
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