自民党は15日、「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」(会長・麻生太郎副総裁)の会合を開き、政府の有識者会議が令和3年に取りまとめた報告書について改めて議論した。自民としての見解について、事務局長を務める木原誠二幹事長代理は終了後、記者団に「月内にも取りまとめられるように作業を加速していきたい」と述べた。
自民はこれまでの懇談会で、報告書が示した内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持できる案、養子縁組による旧皇族の男系男子の復帰案について「妥当」としている。また、この2案では対策が不十分な場合、残る皇統に属する男系男子を法律によって皇族とする案も検討する方向で調整してきた。
懇談会に所属していない自民議員の意見は文書で確認するという。
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