自民党の麻生副総裁は地元・福岡の県連大会で講演し、「日本の政治の安定が世界で最も誇りに思うことの一つ」と述べ、自民党に逆風が吹くなかでの一致結束を訴えました。

自民党 麻生副総裁
「7月4日にはイギリスの総選挙が行われ、11月5日にはアメリカの大統領選挙も行われる。いずれも政権が極めて危ない、政権交代が起こる可能性が高いという選挙ですが、我々はその中にあって、政治の安定は絶対に確保しなければならないと思っております。将来のために日本の政治が安定していることが、世界の中でもっとも誇りに思うことの一つだと思っております」

 また、「しょっちゅう名前が変わるような政党とは一緒にせんでもらいたい」とも述べ、野党を牽制(けんせい)しましたが、今の岸田政権を支えるよう求めることはありませんでした。

 また、参議院で審議が始まった、政治資金規正法の改正案を巡っては「政治活動の基盤を維持していくには一定の政治資金が必要なことは言うまでもない」と述べたうえで、そうしたことについて有権者に理解を求め結果を出すことが重要だとの認識を示しました。

 そして、政治資金を確保できず国会議員を諦める人が出ないように「将来に禍根を残す改革は断固避けなければならない」と強調しました。

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