9日に告示された沖縄県の糸満市長選挙で、立候補した4人はそれぞれ糸満市内で出発式を開いた。現職の當銘真栄氏(58)は公務の糸満ハーレーを終えた後、午後5時からの出発式で有権者に支持を訴えた。前糸満市議の賀数郁美氏(40)、元沖縄県議の上原正次氏(68)、前糸満市議の新垣勇太氏(39)の新人3人は午前中の出発式で、自身の政策や公約をアピールした。投開票は16日。

 當銘氏は武富構造改善センターでの出発式で「市議会で予算案から削除された項目は福祉政策上重要だ。プロ野球キャンプの経済効果も維持したい」と支持を訴えた。

 新人3氏は午前中に出発式を終えた。

 兼城交差点での出発式でマイクを握った賀数氏は、子育て支援が最優先だと訴え、「子どもだけでなく高齢者や障がい者の福祉にもつながる政策だ」と訴えた。

 糸満市糸満の交差点で上原氏は「夜間救急センターを整備し、糸満に医療を取り戻す。企業誘致も進め、新しい糸満のまちづくりを目指す」と訴えた。

 糸満市役所前交差点で新垣氏は「市民に負担のかからない、子や孫につけを残さない政策を進める。本気で糸満市を良くしていこう」と強調した。

 糸満市長選と糸満市議補選の期日前投票は10日から15日までの午前8時半から午後8時まで、糸満市役所1階市民ホールで。

 8日現在の選挙人名簿登録者数は4万8677人(男性2万4420人、女性2万4257人)。

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