池田町長選の当選証書を受け取る竹中誉氏(右)=池田町役場で2024年6月10日午前8時28分、稲垣洋介撮影

 女性職員らへのセクハラ問題で前町長が辞職したことに伴う岐阜県池田町長選は9日投開票され、無所属新人の生命保険会社員、竹中誉氏(53)が、いずれも無所属新人で元県職員の柳生一成氏(68)と、元兵庫県議の小西彦治氏(52)を破り、初当選した。

 竹中氏は選挙戦で人口減少対策や行政組織改革などを訴えた。得票は竹中氏が7150票、柳生氏が1928票、小西氏が393票。投票率は過去最低の51・89%だった。

 町役場で10日、当選証書を受け取った竹中氏は「ハラスメントと戦う体制を整え、この難局を一丸となって乗り切っていきたい」と抱負を述べた。ハラスメント防止条例の整備や、ハラスメントの基準を共通認識とする職員研修の実施などを検討しているという。【稲垣洋介】

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