混迷の自民党です。一連の裏金問題を受けて党本部が全国で開いている「車座対話」が8日、長野県でも開かれました。県連幹事長の県議も「執行部の一新」を求めるなど総理の退陣を含めた厳しい意見が相次ぎました。

8日、自民党長野県連で開かれた「車座対話」。県連の役員や一部の党員が参加しました。

自民党・福岡質麿 参院政審会長:
「自民党であることを堂々と言えない状況をつくってしまったこと、心から申し訳ないと思い、おわびしたい」

党本部の陳謝で始まった対話。冒頭を除き非公開となり、終了後に記者団に内容が説明されました。

自民党・福岡質麿 参院政審会長:
「誰もけじめをつけない、責任をとらない、組織の在り方としていかがなものかと指摘があった」

一連の裏金問題や政治不信については「パーティー券収入のキックバックや不記載の真相を究明してほしい」「このままでは次の選挙は戦えない」などの声が上がったということです。

また、参議院で審議が始まった政治資金規正法の改正案で政策活動費の領収書公開が10年後となっている点には「民間の常識とかけ離れている」との声がありました。

県連幹事長の西沢正隆県議は…

自民党県連・西沢正隆幹事長:
「国民に見える形で執行部を変えてほしい、私の個人的な意見。(総理総裁も変わった方がいい?)はい、個人の意見でそう言わせてもらった。(退任すべき?)責任とってもらった方がいい。けじめをつけてもらった方がいい」

県連役員からも総理総裁の「退陣」を求める声が上がる混迷ぶり。福岡参院政審会長は「意見は党本部に持ち帰り、党再生につなげたい」と述べました。

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