離党届の提出後、記者団の取材に応じる蓮舫氏=立憲民主党本部で

東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に無所属で立候補する意向を表明している立憲民主党の蓮舫参院議員は12日、党本部に離党届を提出した。 蓮舫氏は、離党届の提出後、記者団の取材に「都民のために無所属の形を選んだ。党派を超えてご支援をいただきたい」と意気込んだ。 蓮舫氏は立民や共産党などでつくる「選定委員会」に推される形で立候補を表明。国民民主党は、共産の支援を受ける蓮舫氏とは「ご一緒できない」(榛葉賀津也幹事長)としている。

◆「私は挑戦者。現職の強さ学びたい」

小池百合子都知事はこの日の都議会本会議で、3選出馬を表明する見通し。蓮舫氏は「私は挑戦者ですから、現職の方のいろんな余裕とか、強さとか、そういうものを学ばせていただきながら、挑戦をしていく立場だという思いを新たに臨みたい」と語った。 蓮舫氏の離党は18日の常任幹事会で認められる見通し。蓮舫氏は20日の告示まで参院議員を続け、立候補と同時に議員の身分を失う「自動失職」を選ぶ考えだ。 蓮舫氏はこの日、自身のX(旧twitter)で「今日は20年間所属していた政党を離れます。 政党を通じた政治活動ではなく。 無所属で、全ての都民のために働いていきたいと思います」と投稿していた。 都知事選には、蓮舫氏や田母神俊雄・元航空幕僚長、広島県安芸高田市の石丸伸二元市長ら40人以上が立候補の意向を表明している。(三輪喜人) 

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