令和4年度 国の決算 参院本会議で承認 紅麹問題など警告決議も

令和4年度決算は12日の参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で承認されました。

これにあわせて、政府に対する4項目の警告決議が、全会一致で可決されました。

この中では、小林製薬が機能性表示食品として届け出ていた紅麹の成分を含むサプリメントを摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題について、製造過程での安全性確保や健康被害の報告の厳格化を図るなど再発防止に万全を期すよう求めています。

また、ことし1月に羽田空港で起きた衝突事故について、再発防止策を徹底し管制官の体制を強化すべきだとしています。

岸田総理大臣は「指摘を受けたことは誠に遺憾だ。決議の趣旨を十分に踏まえ、今後このような指摘を受けることのないよう改善、指導していく」と述べました。