小池百合子東京都知事が、次の知事選への出馬を表明した。
12日夜のBSフジのプライムニュースに生出演した東京都の小池知事は、「いかに首都を守っていくのか、それをさまざまな観点から着実に確実に、大義と共感の政治、これまでやってきたので、それをさらに進めたいと思う」と、東京都知事選について述べた。
小池都知事は、12日午後の東京都議会で「もっとバージョンアップさせた東京大革新3.0を進めていく。その覚悟を持って、7月の東京都知事選挙への出馬を決意しました」と述べ、3期目を目指し都知事選への出馬を正式に表明した。
政党の推薦、公認は求めず無所属で出馬するということだが、都議会閉会後の挨拶回りでは、会派ごとに温度差が垣間見えた。
支援を打ち出している自民党の都議団が、「これからはご一緒にですね、都政改革3.0の実現に向けて、力を合わせていきたいと思います」と述べたところ、小池都知事は「ありがとうございます」と会釈し、握手は交わさず退出した。
自らが特別顧問を務める「都民ファーストの会」には、小池都知事が「東京大改革をリードしてくださり、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」と会釈したところ、議員団から「頑張れ」という声ともに拍手が起こり、それに何度も会釈で答えた。
一方、すでに「夏の挑戦」、立候補の意向を表明している蓮舫参院議員は午後、立憲民主党に離党届を提出した。
蓮舫参院議員は「都民のために、無所属という形を選びました。とにかく私は挑戦者ですから、やっぱり現職の方(小池都知事)の色々な余裕とか、強さとかを学ばせていただきながら、挑戦をしていく立場」と述べた。
事実上の与野党対決となる小池都知事と蓮舫氏の七夕対決。
12日夜のBSフジのプライムニュースで小池都知事は、都知事選に関して、いくつかの質問に答えた。
──細かい選挙公約はいつ頃発表される?
東京都・小池都知事:
今まとめているが、基本的に私、現職で今全部やっていること。それにさらに肉付けし、そして加速させるところ、新しいメニューなど今まとめているところです。
──蓮舫氏にどうしても注目してしまうが?
東京都・小池都知事:
チャレンジされる方が、どういう政策なのかもよく存じ上げませんし、国政と都政は違いますし、都民のニーズも違う。中身がよくわからないので、なんとも言えない。
都知事選にはこの他に、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、広島・安芸高田市の前市長石丸伸二氏、タレントの清水国明氏、元衆議院議員の小林興起氏など、40人以上が立候補の意向を表明している。
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