6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選の立候補予定者が19日、共同記者会見を開いた。現職の小池百合子氏や参議院議員の蓮舫氏、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏が参加した。

 東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に立候補を予定する4人の共同記者会見が19日午後、日本記者クラブであった。派閥の裏金事件などで逆風を受ける自民党や国政政党への評価について、意見が分かれる場面があった。

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 参加者は、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)、参院議員の蓮舫氏(56)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)、現職の小池百合子氏(71)。

 蓮舫氏は「今日まで国会議員として自民党の政治とカネ、裏金問題に怒りをもって国会に臨んでいた」と述べた。自民が都知事選への独自候補の擁立を見送ったことについて「すごい失望している。堂々と戦いたかった」と話した。

 その自民は、小池氏を自主的に支援する方針。小池氏は「国の与党ということで都政を現実に進めていくためには色々な連携が必要」と述べ、知事選について「私は保守の皆様から小池さん出てという熱いコールをいただいた。多くの方々が幅広くご支援いただければ」と述べたが、自民への評価は言及しなかった。

 石丸氏は政治とカネの問題を指摘して「だめです」とし、「自民に限らず既存の政党政治に対する評価。国民が(政治への)興味を失った」とも述べた。また、都知事選について「国政の代理戦争という馬鹿げたまねはやめてほしい」と語った。

 田母神氏は「保守には2種類ある。昔の日本を取り戻す伝統保守と戦後米国の現体制を守るという戦後保守」などと答えた。

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