自衛隊制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は20日の記者会見で、能登半島地震に伴う自衛隊の災害派遣について、撤収のめどは立っていないとして、震災対応として過去最長となる23日以降も当面、支援活動を続けていく考えを明らかにした。

能登半島地震をめぐっては、元日に発生した後、自衛隊は現地に隊員を派遣し、行方不明者の捜索や被災者の支援活動などにあたり、現在も石川県珠洲市で入浴支援を続けている。

23日には東日本大震災での「大規模震災災害派遣」としての174日を超えて過去最長となる。

吉田統幕長は記者会見で、「我々の入浴施設に代わる代替手段がまだ見つかり切れていない。これから暑くもなっていくし、入浴に対するニーズが残っている」と述べた。

その上で、「我々としてもできるだけ早く代替の手段を見つけつつ、見つかるまでの間は今まで通り丁寧に任務を続けていきたい」と述べ、当面、支援活動を続けていく考えを示した。

撤収のめどについては、「現時点では立っていない」と述べた。

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