記者団の質問に応じる岸田文雄首相=16日午後、東京都千代田区(岩崎叶汰撮影)

岸田文雄首相は16日、同日告示され28日に投開票される衆院3補欠選挙について、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を踏まえ、「政治資金の問題については、厳しい声を受け、政治の信頼に向け、政治資金規正法の改正など取り組みを訴えなければならない」と述べた。官邸で記者団の取材に応じた。

首相は「賃上げと30年続いたデフレ経済からの脱却など、先送りできない課題についても実績と実行力をしっかり訴えなければならない」とも語った。

3補選のうち、自民党が唯一候補者を擁立し、立憲民主党との一騎打ちとなった島根1区に応援に入るかを問われ、首相は「具体的には決まっていない。調整中だ」と述べた。

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