中国が海洋進出を強める南シナ海で7日、フィリピン軍は日本、アメリカ、オーストラリアと初めて4カ国で共同訓練を行った。
フィリピン軍によると、今回の訓練は南シナ海のフィリピンのEEZ・排他的経済水域内で行われ、日本からは海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」が参加した。
日本など4カ国は、共同訓練を初の「海上協同活動」と位置づけ、隊列を組んだ航行の連携などを確認したという。
中国が海洋進出を強める南シナ海では、3月もフィリピンの船が中国海警局の船から放水砲を受けてけが人が出るなど、両国の衝突が相次いでいて、共同訓練を通じて中国をけん制する狙いがあるとみられる。
4月11日には日本、アメリカ、フィリピンの3カ国首脳会談も予定されている。
(写真:The Armed Forces of the Philippines)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。