岸田文雄首相は27日、自民党の渡海紀三朗政調会長らと面会し、党の電気・ガス代の補助などに関する緊急提言を受け取った。首相は「賃上げや(定額)減税の効果がだんだんと出てきている。秋口に効果が明らかになる」と話した。
松本洋平政調副会長が首相官邸で記者団に明かした。首相は電気・ガス代の8〜10月までの補助を巡り「政策を活用してぜひこの酷暑を乗り切っていくことができるように」と述べた。
自民党の提言は「今夏は例年より酷暑となる可能性が指摘されており、物価高に直撃され、厳しい状況にある方々への支援に万全を期す必要がある」と訴えた。
日本のエネルギー構造の脆弱性を指摘した。政府が2024年度にまとめる第7次エネルギー基本計画の策定に向け、安定的な価格でのエネルギー供給策の検討や安全が確認された原子力発電所の速やかな再稼働を求めた。
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