静岡県の川勝知事の辞職伴う知事選挙に、県の副知事も務めた元総務官僚の大村慎一 氏が立候補の意向を固め、8日に立候補を表明しました。

川勝知事は職業差別と受け取られかねない発言やリニア問題に一定の区切りがついたことを理由に6月議会初日に辞職する意向を表明しています。

こうした中、静岡市出身で県の副知事を務めた元総務官僚の大村慎一 氏(60)が知事選挙に立候補する意向を固めた事が、関係者への取材で明らかになりました。

関係者によりますと大村氏は「県政を良くするために県民の支持を得て静岡のために働きたい」などと話しているということです。

そして、その大村氏が8日、静岡県庁を訪れた際に取材に応じ「県政の立て直しを図りたい」と語りました。

大村慎一 氏:
知事の急な辞職の話があり、その中で混乱も起き、対立と分断があるように思う。そういう中で私が長年培ってまいりました地方行政での経験を、この状況での県政の立て直し再構築の役に立てることができるのではないかと考えました。私が取り組みたいのは県政の立て直し、その一点でございます

知事選には市長経験者や現職の国会議員の名前も取り沙汰されるなか、今後の動きが注目されます。

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