香川県の池田知事が6月28日、高松市の国立ハンセン病療養所、大島青松園を訪問し入所者の声に耳を傾けました。
大島青松園を訪れた池田知事、入所者の遺骨を納める納骨堂で献花し、亡くなった2171人を追悼しました。
国の誤った政策によって隔離された生活を強いられてきた入所者たち。現在も29人が青松園で暮らしていますが、平均年齢は86.6歳と高齢化が進んでいます。
池田知事は今なお続く差別や偏見などに苦しむ入所者の声に耳を傾けました。
(自治会長 森和男さん)
「偏見差別の問題は病気を患った人だけでなく、家族にも影響が残っている。(偏見差別の解消は)私たちが命がある間は難しいのではないか」
(香川県 池田豊人知事)
「現状を知らないことが差別偏見につながる1つの要因であると思うので、まずは大島に来てもらって現状を知ってもらう。これが解決の大きなポイントになる」
香川県知事の青松園の訪問は1996年からコロナ禍を除いて毎年行われています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。