衛藤氏は4日、大分市内で記者会見を開き、「参議院議員の任期は残り1年強あるが、出馬しない形で意思を固めた」と述べ、来年夏の参議院選挙には立候補せず、今期かぎりで政界を引退する意向を明らかにしました。

衛藤氏は大分市出身の76歳。1990年の衆議院選挙に当時の大分1区から立候補して初当選し、4期務めましたが、郵政民営化に反対し、2005年の衆議院選挙では党の公認を得られず、無所属で立候補して敗れました。

その後自民党に復党し、2007年に行われた参議院選挙の比例代表で当選し、2019年には第4次安倍第2次改造内閣で一億総活躍担当大臣として初入閣しました。

衛藤氏は「障害者問題は市議会議員のときからライフワークとして取り組み、障害者差別解消法などいくつも法律をつくってきた。議員冥利(みょうり)に尽きる仕事をさせてもらった」と述べました。

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