7月4日午後、北海道南部の知内町の海岸で不審な木造船が漂着しているのが見つかり、一時騒然となりました。

 船がどこから来たのか、警察や海保が調べを進めています。

 波消しブロックの横に見える1隻の船。

 道路には何台ものパトカーもみえます。

 「あ。ありました」(福岡百 記者)

 4日午後0時50分ごろ、知内町小谷石の海岸で、近くを通りかかった人から警察に通報がありました。


 警察によりますと船は長さ5メートル、幅1.2メートルの木造船です。

 海保によりますと船内は穴が空いてコケなどが生えていて、文字の表記はなく、長く海を漂流していた可能性もあるということです。

 周辺で不審な人物が見つかったりなどの情報はありません。

 「船の中はだいぶ浸水していて、コンブでしょうか、海藻のようなものが見えます」(小町麻紀 カメラマン)

 北海道南部では2017年、松前町の松前小島に乗組員10人が乗った北朝鮮の木造船が漂着。

 小屋から発電機1基を盗み、その後、木造船の船長と船員2人のあわせて3人が窃盗の疑いで逮捕される事件がありました。


 「流れ着いたのは船だけだと思っている。人も乗っていたら怖いですけど」(地元の住民)

 今回の不審な船がどこからやってきたのかは明らかになっていませんが、警察や海保は詳しく調べを進めるとしています。

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