3選を決めた東京都知事選から一夜明け、職員から受け取った花束を手に都庁に入る小池百合子知事(中央)=8日、宮間俊樹撮影

 東京都の小池百合子知事は9日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、都知事選での3選を報告した。デジタルトランスフォーメーション(DX)など政策面での国との連携も要望し、首相は「課題について共に進めていく」と応じた。

 都知事選では、候補者のポスター掲示板の枠が足りなくなったり、候補者が政見放送で都政と関係のないパフォーマンスをしたりするなどの問題が公然化した。小池氏は面会後、記者団に「公職選挙法の想定を超えるものが問題視されている。しっかり対応いただきたいと(首相に)申し上げた。子どもたちが政治に忌避感を持つようなことがあってはいけない」と述べ、公選法の見直しも含めた対応を首相に要請したと明らかにした。

 小池氏は都知事選で自民党や公明党の自主支援を受けており、首相と面会後、自民党本部で茂木敏充幹事長らとも面会した。【園部仁史】

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