度重なる不祥事からの立て直しを目指す自民党が、10日、福岡の地方議員や支援者の声を聴く座談会を開きました。

全国で順次開催されていますが、福岡でも党本部への厳しい声が上がったようです。

自民党福岡県連を訪れたのは、岸田首相をトップとする政治刷新本部のメンバー4人です。

このうち、松山政司参議院幹事長は、県議らに対し「信頼回復できるよう忌憚ない意見をいただきたい」と呼びかけました。

この「車座対話集会」は、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて全国で開かれていて、10日は「今まで自民党を支援してきたが、次はやらない」といった厳しい声が寄せられていることなどが報告されたということです。

◆自民党 政治刷新本部 松山政司 参院幹事長
「岸田首相自らが先頭に立ってリーダーシップを発揮すべきという意見は非常に重く受け止めました」

この集会には、議員だけでなく一般の党員や有権者も参加していて、「国民があこがれ、尊敬される政党になってほしい」などの要望も上がったということです。

自民党は、9月に総裁選を控える中、3日前に投開票が行われた東京都議会議員の補欠選挙でも議席を減らすなど逆風にさらされていて、地方の不満の『ガス抜き』で党勢の立て直しを図りたい考えです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。