本庁舎と中央区役所の建設地案を表明した熊本市。市民はどのように受け止めたのでしょうか。また、現庁舎近くの飲食店からは不安の声があがる一方で、庁舎跡地の活用に期待する声も聞かれました。

【中原リポート】
「熊本市は本庁舎をNTT桜町、そして中央区役所を花畑町別館跡地に建設する方針を示しました。市民はどのように感じているのでしょうか」

【中央区民】
「市役所駐車場(への建て替え案)の方がいいと思っていた。道路を渡るのがネック。そもそも耐震性が問題になっていたが、うやむやになっている気がしてもやもやしている」

~本庁舎の建設地桜町では~

【熊本市民】
「今までとそうたいして変わらないし、こっちのほうが便利ではないか。サクラマチもあるし」

【熊本市民】
「便利になるのではないか。交通のターミナルの隣なので」

市は本庁舎と中央区役所を分けることで「来庁者が回遊するエリアが広がり中心市街地の活性化に寄与することを期待している」としていますが、市民からは中心商店街への影響を心配する声も…。

【熊本市民】
「サクラマチ界隈はにぎわうかもしれないけど上通、下通はまだコロナで閉店している店も多いし、観光地の回遊性を目指すならそういった点から考えないといけないと思う」

一方、現庁舎近くの飲食店も庁舎移転の影響を懸念しています。

『手取本町くじら』は市役所裏のテナントビルで営業してことしで20年です。

【手取本町くじら 古場浩さん】
「お世話になった職員の足が遠のく不安はある。回数が減っても思い出して来てもらえたらうれしい」

一方で、庁舎跡地の活用法にも注目しています。
【手取本町くじら 古場浩さん】
「熊本城もあるし、いい場所なので集客できる施設が来てもらえたら助かる。期待しています」

市民からは建て替えをめぐる合意形成への不満も根強い一方、新庁舎建設による
新しい”まちづくり”に期待する声も聞かれました。

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