日本と太平洋の島しょ国の首脳が協議する「太平洋・島サミット」は2日目を迎え、岸田首相は17日午前11時半現在、個別の首脳会談に臨んでいます。
首相官邸前から、フジテレビ政治部・若田部遥記者が中継でお伝えします。
中国との覇権争いの「最前線」として重要度が増す島しょ国との関係強化のため、岸田首相は、14人の首脳と個別に合う「マラソン会談」に臨んでいて、まもなく折り返しを迎えます。
岸田首相は17日だけで、会議に参加する18の国と地域のうち7人の首脳と会談します。
岸田首相:
日本と太平洋島しょ国との「キズナ」をさらに強固なものとし、内外に発信する機会としたい。
岸田首相は会談で各国とのキズナを強調し、漁業調査船の無償提供など、各国のニーズに応じた支援を打ち出しています。
しかし、島しょ国の中には、来日直前に太平洋への影響力を強めている中国の習近平国家主席と会談した国もあり、政府関係者は「昔ほど日本にべったりというわけではない」と語っています。
日本としては、中国の影響力に歯止めをかけたい考えで、ルールに基づく国際秩序の重要性を浸透させられるか注目が集まります。
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