1

 7月7日におこなわれた東京都知事選で、蓮舫氏が現職の小池百合子氏に大差をつけられ3位で大敗。野党には危機感が漂っている。

【映像】野田元総理と小沢一郎氏の関係性

 立憲民主党最高顧問で元総理大臣の野田佳彦氏は「やっぱり野党が連携しないと」と、野党連携の必要性について語り「自民党と公明党が組んだ小選挙はやっぱり強い。自民党が支持率下がったとはいえ組織票を持っている公明党と組んで、やっぱり強い。1対1の構図になるべく持ち込んで、初めて勝負になる」と説明した。

 連携する相手については「維新から、もともと根っこは同じだった国民民主ももちろん視野に入れる。自分たちよりもどちらかと言うと左側にいる人たちも視野に置いて、そのなかでどういう連携ができるのか。完全に政策共闘でできるところもあるかもしれない」とした。

 元衆議院議員の宮崎謙介氏は「倒そうというのは確かにその構図だと思う」としながらも「そのあとじゃないですか。民主党政権が誕生したあとも結局はいろいろな考え方の方々が集まって、まとまらなくてああいう形になってしまった。そこを前提として考えていかないと。ただ、いま自民党が弱っているので倒すチャンスだから野党共闘していこう、というのもちょっと違う気がする」と指摘した。

 これに対し野田氏は「単独で立憲で取れるとは思わない。ただ、時代を変えるには自民党を過半数割れに追い込む。これをやらなければいけない。そこまでいったときには、いろいろな組み合わせが出てくる。それに臨機応変に対応できるようにしておくということ」と理解を求めると「自民党も化学反応を起こして、いまの自民党のままじゃないかもしれない」と意味深に発言。

「そのときに合意できる政策とはなんなのか。我々は本気で政治改革を考えないといけないし、野党共闘のひとつのテーマ。選択的夫婦別姓とか無償化とか一致できるものは一致できる。あとはどういう組み合わせか、臨機応変な対応がある」(野田佳彦氏)

 政治ジャーナリストの青山和弘氏が「自公が過半数割れになったら自民党から割って出て、野党連立に加わる可能性も十分ある?」と問いかけると、野田氏は「そこまで劇的な動きを作り出さなければいけない」と力強く語った。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

・【映像】小池都知事の学生時代の写真(卒業証書・証明書)・【映像】蓮舫氏×共産党「R」のTシャツで“ペアルック”を披露・石破茂氏を幹事長に 岸田総理の“続投”に向けた水面下の動き「ウルトラCの最後の一手を仕掛ける可能性」政治ジャーナリスト・「1人だから首席だった」“学歴詐称”疑惑再燃の小池都知事に舛添氏「他国に負い目がある人は国政できない」・【映像】いま総理に一番近いのは?自民党の勢力図

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。