岸田文雄首相は19日、資源などを再利用する「循環型経済(サーキュラーエコノミー)」の推進に向けた関係閣僚会議を新たに設置し、月内に初会合を開く方針を表明した。視察先の長野県軽井沢町で記者団に「循環型経済は、地方創生と経済成長を同時に実現する。国家戦略として強力に推進していく」と語った。
首相はこの日、将来の再利用を見据えて木材に釘を極力使わない工法を用いるなど、循環型経済に取り組む貸別荘施設を視察した。「地産地消の循環モデルの創出、再生材の利用、使用済み太陽光パネルのリサイクルの促進など、循環経済の取り組みを加速していきたい」と語った。その後、軽井沢町で開かれた経団連の夏季フォーラムで、外交防衛や経済政策について講演し、「先送りできない課題に一つ一つ結果を出すことに専念する」と述べた。(南有紀)
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