ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、ロシア軍に戦闘員として加わっていた日本人が死亡したことについて、林芳正官房長官は23日午前の記者会見で、事実関係を認めた。林氏によると、亡くなったのは20代の日本人男性で、「現地時間6月3日に死亡していたことを、7月15日に確認した」と述べた。男性の氏名や、戦闘中に死亡したかどうかなどの詳細は明らかにしなかった。

 政府関係者によると、男性は元自衛官でウクライナ東部のドネツク州で死亡したという。

 林氏は「現地時間6月5日にロシア当局から在ロシア日本大使館に対し、ロシア軍に参加していた20代の邦人男性が死亡したとの連絡があり、大使館が事実関係の確認を行った」と説明した。

 ロシア軍に参加している日本人の数については「事柄の性質上、差し控える」としつつ、「この男性以外には邦人の被害の情報には接していない」と述べた。(笹川翔平)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。