ロシア外務省のザハロワ情報局長=1月(タス=共同)

ロシア外務省のザハロワ情報局長は18日、米国の巡航ミサイルや短・中距離ミサイルの配備が日本で議論されていることに懸念を示し、ロシアは中国などと協力して国防を一層強化すると述べた。定例会見で表明した。

ザハロワ氏は、米国の核戦力と統合しようとする日本の傾向は「平和主義や非核の原則を放棄するものだ」と指摘。今月行われた日本と米国、フィリピンの3カ国首脳会談はロシアと中国を抑え込む米国の路線に完全に沿ったものだと批判した。

日本が返還を求めている北方領土については「第2次大戦の結果として合法的にロシアの不可分の領土になった」と改めて主張。ロシアの主権は「議論の余地がないばかりか、いかなる討論の対象ですらない」と述べた。(共同)

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