鈴木宗男参議院議員はロシアの首都モスクワでウクライナ侵攻後2度目となる訪問について「将来に向けて意見交換をすることが大事だ」と強調しました。
鈴木議員：
日ロ関係は戦後最悪といわれている。モスクワを訪れて信頼関係、将来に向けて意見交換をすることが大事
鈴木議員は29日、首都モスクワでロシア漁業庁を訪れヤコブレフ副長官と面会しました。
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を受けてロシア側が制限している日本産海産物の輸入再開や北方領土周辺の安全操業のほか、灯台の修理で停止しているコンブ漁の再開を求めたということです。
北方領土周辺の安全操業を巡っては、「日本側の反ロシア的態度によって安全操業が2年間停止されている。（再開は）日本側の対応次第である旨の話がロシア側からあった」と説明、そのうえで鈴木議員は「（安全操業は）お互いの立場を害さない特別な取り組みの中での約束であることを理解している」と述べたということです。
鈴木議員のロシア訪問を巡っては林官房長官が「どのような目的であれロシアへの渡航はやめるよう国民に求めている」と述べており、望ましくないとの認識を示しています。
これに対し鈴木議員は「歴史も外交も積み重ね。私の行動は間違っていないと自信を持っている」と述べました。
鈴木議員は30日、前・駐日大使でロシア外務書のガルージン外務次官やロシア上院のコサチョフ副議長と面会する予定で、北方墓参の再開を求める見通しです。
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