国民民主党の榛葉幹事長は31日の記者会見で、立憲民主党の泉代表が日本維新の会や国民民主党に続き、共産党ともトップ会談を行えば「パーになってしまう」と苦言を呈した。

泉氏は7月下旬、日本維新の会の馬場代表や国民民主党の玉木代表らと相次いで会談した。こうした中、共産党の田村委員長は25日の会見で、泉氏との会談について「調整中だ」と述べた。

榛葉氏は会見で、「共産党さんとやると、馬場さん、玉木さんとやったのがパーになってしまう」と述べた上で、「広い枠組みで野党連携を模索しようとしているのだろうが、共産党さんと連携を取るところとは我々は連携できない」と強調した。

さらに、榛葉氏は、9月後半に予定される立憲の代表選挙について、「野党第一党であり、当然他党は注目する」と指摘。その上で、「日米安全保障を否定し、憲法を絶対変えないでと言い、天皇制を否定し、自衛隊は憲法違反だと言う政治集団とは我々はご一緒するつもりはない。そこのところをしっかりしないと、政権交代からさらに遠のく」と述べ、共産党との連携路線をけん制した。

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