自民党の総裁選挙に向けた動きが激しくなる中、麻生副総裁が立候補に意欲を示す茂木幹事長に対し、「支持は難しい」との意向を伝えていたことがわかりました。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。

自民党内で唯一派閥を維持し、54人というかたまりを持つ、麻生派の動向は焦点の1つで、総裁選の構図に大きな影響を与えそうです。

麻生氏は、岸田首相が不出馬を表明した14日夜、総裁選への立候補に意欲を示す茂木氏と会談しましたが、その際、「麻生派として支持するのは難しい」と伝えていたことがわかりました。

麻生氏は、麻生派に所属する河野デジタル相が出馬した場合、「河野氏を支持するのが筋」だとの考えで、派内の意見も聞いた上で今後調整を進める方針です。

一方、近く出馬の意向を示すと見られている小林前経済安保担当相が、立候補に必要な推薦人20人を確保したことがわかりました。

石破元幹事長も15日夜、確保に「めどがつきつつある」と述べています。

また、高市経済安保担当相も議員らに電話で協力を呼びかけている他、15日、出馬に意欲を示した斉藤経産相、対応を「熟慮する」と含みをもたせた上川外相の動向も注目されます。

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