立憲民主党の代表選挙に立候補する意向を固めている野田元首相は26日、世論調査で、次の代表に最もふさわしい人について1位になったことについて、「重く受け止めなければいけない。1つの参考資料としてはおさえておきたい」と述べた。

FNNがこの週末に実施した世論調査で、9月23日に投開票される立憲民主党の代表選挙について、42.8パーセントの人が「関心がある」と答え、次の代表に最もふさわしい人については、野田氏が20.1パーセントで最も高く、枝野前代表が16.4パーセントと続き、現職の泉代表は6.6パーセントだった。

野田氏は地元の千葉・津田沼駅前で記者団の取材に応じ、「そういう声は重く受け止めなければいけない。1つの参考資料としてはおさえておきたい。ただ党内世論とは違う」と指摘。

さらに、党内での人気について問われると、「そうでもないと思う。石破さんに近い」と述べた。

取材に先立ち、野田氏は国政の動きや自らの考え方を書いたビラ「かわら版」を通勤客らに配布。この中では、「外交、経済、地震・台風への危機管理などを考えると、次の党代表は刷新感よりも安定感が求められているのかもしれない。熟慮したい」としている。

これについて問われると、野田氏は自民党総裁選挙について「様子を見ていると本当の刷新ではなくて刷新感だ」と述べた上で、自身が当選した2011年の民主党代表選挙で自らをドジョウに例えたことを念頭に、「金魚ばかりに対してドジョウも必要なのかもしれない。でも2匹目のドジョウになってはあまりよくない」と述べた。

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