石破元幹事長が24日、地元の鳥取県八頭町の神社で自民党の総裁選に正式に立候補すると表明しました。「最後の戦い」と位置付け、決意を語りました。
自民党・石破茂元幹事長:
私、石破茂は自民党総裁選に立候補いたします。38年間の政治生命の集大成として、これを最後の戦いとして原点に戻り、全身全霊で皆様にご支持を求めてまいります。
24日、自民党総裁選の出馬会見を行った石破元幹事長。その場所は、地元八頭町の和多理(わたり)神社。県知事などを務めた父・二朗氏の実家近くにあり、石破家にゆかりのある神社です。過密なスケジュールのなか、当初は出馬表明を東京で予定していましたが、あえて地元での発表にこだわりました。
自民党・石破茂元幹事長:
国民に信頼される政治、日本を守る、国民を守る、地方を守る、そして未来を守る最後の戦いと位置づけ、全身全霊で臨んでまいります。
5回目となる総裁選への挑戦を「最後の戦い」と位置づけ、背水の陣で挑みます。
地元からは期待の声があがります。
地元の人:
鳥取県代表として、日本を良くしてもらいたい。そういう気持ちがいっぱい。地元の方なので、応援したい。ぜひ総裁になっていただきたい。
地元の人:
もう他にはない!経験といい、信頼される意識を持っている。絶対なってもらいます。
今回の総裁選、論戦で注目されるのは「政治とカネ」の問題。派閥の裏金問題に対する国民の信頼回復が大きな課題です。
石破元幹事長:
カネのための政治ではない、政治家のための政治ではない、それを確立することによって初めて自民党は、国民の皆様にもう一度信頼してもらえると思っています。
サポートする鳥取県連も、出馬表明前日に選挙対策本部を立ち上げるなど、「最後の戦い」を全面的に支援します。
自民党鳥取県連・斉木正一県連幹事長:
「勝たにゃいけません。今までの経験に加え、名前も知れ渡っている。自民党の県議会議員で一致団結して、しっかり支援しようと。「石破総裁」の実現を目指してやろうという思いで織を立ち上げました。
自民党の総裁選は、国会議員1人1票の「国会議員票」と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」で争われます。
今回は石破元幹事長のほか、小林鷹之前経済安全保障担当大臣や河野太郎デジタル大臣など、候補者が乱立する見通しで、国会議員票を取り込む余地が少なく、「党員票」の確保が重要になってきます。
こうしたなか、出馬を表明した日の夕方に石破元幹事長は地元の祭りに参加。支持者たちと触れ合い、支持拡大を訴えました。
石破元幹事長:
見た目だけとか、そういうのは良くない。そして同志に対する思いやりをなくしちゃったら、それは組織ではない。そこのバランス。国民がそうだねって納得してもらわないといけない。その両方を実現するのが、新総裁の大きな仕事だと思う。
鳥取から初の総理大臣誕生へ、総裁選まで1ヶ月。石破元幹事長の「最後の戦い」が始まります。
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