宜野湾市長選に向け、政策を発表する佐喜真淳氏=27日、宜野湾市のラグナガーデンホテル

 沖縄県宜野湾市の松川正則市長の死去に伴う9月8日投開票の市長選で、市政与党候補として保守系市議などが擁立する自公推薦で元市長の佐喜真淳氏(60)は27日、市内で基本政策47項目を発表した。「松川市政継承6つのビジョン」と題した政策を掲げる。米軍普天間飛行場問題では返還期日の明確化を求め、所属機の段階的移駐で危険性を除去すると訴えた。

 佐喜真氏は返還までの基地負担軽減について、普天間所属機と訓練を県外に分散移転させる考えを新たに打ち出した。

 基地跡地利用は世界に誇る沖縄を象徴する計画にするとし、モノレールの延伸や新交通システムの導入を盛り込んだ。西海岸エリアを都市型観光拠点とするほか、18歳までの医療費無償化や、宜野湾バイパスに高架道路を整備する渋滞緩和策などを列挙した。

 佐喜真氏は「松川市長が2年前の市長選で掲げた公約がベース。松川市政の事業や政策を引き継ぎ、発展させていく」と訴えた。

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