静岡県の川勝平太 知事の辞職にともなう知事選に向け、自民党県連は22日、元副知事の大村慎一 氏を推薦することを正式に決定しました。近く党本部に上申するとしています。

5月26日に行われる知事選には、これまでに元副知事の大村慎一 氏(60)と浜松市の前の市長の鈴木康友 氏(66)が立候補を表明しています。

2人から推薦願を受けていた自民党県連は18日に大村氏の推薦を内定し、静岡市内の4支部と市議団からはすでに推薦状が手渡されています。

こうした中、自民党県連は22日に常任選挙対策委員会と総務会を開催。

各支部の意見を聞いた上で、大村氏の県全体を見る視野の広さと対話を重視する姿勢を評価し、全会一致で推薦を正式に決定しました。

自民党県連・増田享大 幹事長:
「何よりも地域の方・当事者の皆さんと対話を通じて、しっかりと意見を聞いていろいろ議論を進めていきたい。建設的な議論を進めていきたい」という姿勢が非常に議員間でも感銘を受けたし、それを受けて常任選対や総務会の皆さんにもご賛同いただけた

自民党県連内ではこれまで浜松の支部から鈴木氏を推す声がありましたが、22日の総務会では大村氏への一本化に対する反対意見はなかったということです。

自民党県連・城内実 会長:
やはり組織ですから一致団結して決まった以上、大村慎一 氏にも当選を期すべくしっかりと告示まで後援会活動をするというのが、組織としてのあるべき姿ではないかと

推薦の決定を受け、大村氏も支援への感謝と選挙への意欲を伝えました。

大村慎一 氏:
自民党は静岡県内の幅広い組織といろいろなつながりを持っているので、そういう皆様を通じて「オール静岡」での県政の立て直しの訴えを広めていくことができれば大変ありがたい

自民党県連は大村慎一 氏を推薦候補者として、近く党本部に上申する予定です。

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