長崎に江戸時代から伝わる伝統行事「ペーロン」にあつーい視線が集まっています。

長崎市にあるペーロンの体験施設がリニューアルし、22日にセレモニーが開かれました。

長崎市牧島町にリニューアルオープンした「牧島ペーロン体験施設」。

江戸時代に中国の貿易船が長崎に伝えた夏の風物詩「ペーロン」。

牧島町では、2022年までの27年間で修学旅行生など約43万人がペーロンを体験してきましたが、施設の老朽化が進み、市は2023年に建て替えに着手しました。

完成した施設は2階建てで、10艇を収容できる格納庫や、バリアフリーに対応したトイレが設けられています。

KTN記者
「更衣室はとても広い空間です。新たにロッカーが設置され、これまで以上に快適にペーロンを体験できるようになりました」

牧島ペーロン保存愛好会 塚原總和 会長
「この施設を思う存分、楽しみながら使っていただいて喜んで帰っていただけるよう
私たちも頑張ります」

22日は兵庫県から修学旅行で訪れた中学生によるオープニングレースが行われ、子供たちは水しぶきを浴びながら、初めて握る櫂を力一杯に漕いでいました。

女の子
「漕ぐのが初めてで、ちょっと手が痛くなったけどみんなで力を合わせて勝てたので
よかった」

男の子
「最高潮です、気持ちが楽しかったです」「また長崎に来たいです!」

牧島ペーロン保存愛好会によりますと、修学旅行生の受け入れはここ数年、新型コロナの影響で落ち込んでいましたが、今年に入り、問い合わせが急増しています。

5月だけですでに30校の受け入れが決まるなど、今“絶好調”だということです。

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