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 出馬ラッシュが続く今回の自民党総裁選。林芳正官房長官(63)が2度目の挑戦を正式表明しました。今回は派閥の力がない分、発信力がカギを握っています。

■小泉元環境大臣「無派閥15年間貫いてきた」

小泉進次郎元環境大臣(43)
「おはようございます。小泉進次郎です。朝からこんなに人が来ちゃって、びっくりさせてすみません」  都内の介護施設を訪問したのは、小泉元環境大臣です。

 脱派閥が叫ばれる今回の総裁選。有力候補としての自信をみなぎらせました。

小泉元環境大臣
「私はずっと無派閥を15年間貫いてきたが、ありがたいことに派閥・無派閥を問わず、支えられて総裁選のステージに向かっている」

 候補が乱立する中、脱派閥の動きは、小泉元環境大臣にとって追い風となっています。

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■林官房長官が出馬表明「仁の政治」

■林官房長官が出馬表明「仁の政治」

 そんな中、岸田派は総務省に届けを出し、正式に解散しました。旧森山派に続き、2例目です。

 派閥解散のタイミングを待って会見に臨んだのが、旧岸田派のナンバー2、林芳正官房長官です。

林官房長官
「人にやさしい政治。“仁”の政治を行っていきたい」
「議員生活30年に来年なるが、持てる経験と実績をすべて生かして、国のために使わせてもらいたいという思いで、ここに立っている」

 小泉元環境大臣ら若手を意識したのか、強調したのは経験と実績でした。

 林官房長官は63歳。参院議員を5期務め、3年前に総理総裁を目指して衆議院にくら替えしました。政策通として知られ、6つの閣僚ポストを歴任しています。

 しかも、不祥事などによる辞任後の緊急登板が多く、去年、官房長官に就任した際も松野博一前官房長官の“裏金問題”が理由でした。

 誕生日が1月19日であることもあいまって、付いた異名が「政界の119番」。 林官房長官
「『困った時の林芳正』とよく言われていました」

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■裏金議員への対応については?

■裏金議員への対応については?

 自民党の命運をかけた今回の総裁選。政治とカネの問題については、次のように話します。

林官房長官
「政党交付金の国会議員への配分。これを見直して、パーティー収入への依存度を減少させたい」

 裏金議員への対応については…。

林官房長官
「法の支配が非常に大事。総裁が代わったから、しっかり手続きをとって決めたことを何も手続きを取らずに変えることは、私はあってはならないと思う」

 党の党紀委員会で、すでに処分が決まっているという立場です。

旧岸田派幹部(林陣営)
「裏金問題への対応は、官房長官の立場でさらに打ち出すのは難しい」

(「グッド!モーニング」2024年9月4日放送分より)

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