4日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に橋下徹氏が出演し、兵庫県・斎藤知事のパワハラ疑惑を巡る問題について、「国政・維新はガタガタ」と日本維新の会の対応を批判しました。
■馬場代表は事態を「よく認識していない」
【橋下徹氏】「馬場代表は、この事態をよく認識していません。(馬場代表の言う)法律とか憲法の話じゃないんですよ。権力者の資質の問題なんですよね」
「当初、維新は、『告発した職員がクーデターを起こした』と。斎藤さんを引きずり下ろすために怪文書を流して、職員クーデターだっていうことを、維新のメンバーも国政・維新もみんなそう思ってたんで、パワハラやおねだりの事実なんて大したものは出てこないだろうと。だから、『事実が解明するまでは判断しません』と言い切った。でもいろんな疑惑が出てきた」
「もちろんパワハラ、おねだりなど、不適切なものはたくさんあるけれども、一番問題なのは、私的な情報を漏らして、告発者に圧力をかけようとした」
「斎藤さんがこの疑惑を受けた段階で、疑惑を受けた当事者たちが『うそ八百』だとか『事実無根』だと言った、この権力の使い方、ここが重大問題で、僕もその辞職に値すると思う」
■議会解散なら「維新は斎藤知事を全力で応援すべき」
【青木キャスター】「百条委員会の結果、発言しだいでは維新も対応を変える可能性があるのでは?」
【橋下徹氏】「事実解明ができるのは、百条委員会が結論出した後、百条委員会はあと3カ月ぐらい続く。第三者調査委員会が9月に立ち上がって、3月に結論を出すので、維新は当初、そこまで判断を伸ばすと言っていた。
さすがに今、もうまずいということで、藤田幹事長とか吉村さんが不信任に賛成する可能性をにじませている。
本来、維新は不信任賛成しちゃダメですよ。だって、事実確認ができるまでは判断しないって言ってたんだから。馬場さんが『辞職勧告ありきの話はしていない。(対処方針は)憲法や法律を遵守する。しっかりした物差しで判断してきた』という方針を言ったもんだから、今、維新の現場がガタガタ。だっていま不信任に反対したら、(維新は)選挙持たないですよ」
「維新抜きでも不信任決議できます。兵庫県議会の維新議員21名を除いても、不信任決議ができるので、これで斎藤知事は、たぶん議会を解散します。
その時には維新はしっかりと斎藤知事を支えるほうにといかないとダメですね。筋としては、斎藤さんを全力で応援する、これは問題ないんだということで全力で応援するのが馬場代表の維新の方針にならないと、ここでふらついたら維新らしくない。全力で斎藤知事を応援してもらいたいと思いますね」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2024年9月4日放送)
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