自民党旧安倍派で座長を務めていた塩谷元文部科学大臣は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、ことし4月党から離党勧告の処分を受けて離党しました。

無所属となって以降、今後の活動について検討を続けてきましたが、地元の厳しい声などを踏まえ後進に道を譲ることが地域のためになると判断したとして、次の衆議院選挙に立候補しない意向を固め関係者に伝えました。

近く記者会見を開き明らかにする見通しです。

塩谷氏は、衆議院比例代表 東海ブロック選出の当選10回で74歳。

平成2年の選挙で初当選し、文部科学大臣や自民党の総務会長などを歴任しました。

派閥では事務総長や会長代理を務め、安倍元総理大臣が銃撃されて亡くなり去年8月に集団で意思決定をする機関が発足した際、とりまとめ役の座長に就任しました。

そして、今回の問題が発覚したあと、派閥が解散を決めるまでの意見集約を担いました。

一方、衆議院政治倫理審査会に出席した際は、派閥の会計処理について「座長として政治資金パーティーをめぐる問題に関しては一切関与していない」と述べていました。

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