全国で42番目と低迷している設置率の向上が期待されます。9月16日の「敬老の日」にあわせ高齢者の家に火災警報器の設置を家族を通じて呼びかける取り組みが唐津市の高校で行われています。

「小さいころ優しく見守ってくれたおじいちゃん、おばあちゃん今度はあなたが大切なおじいちゃんおばあちゃんを住宅火災から守りましょう」

この取り組みは、敬老の日に合わせ祖父や祖母に住宅用火災警報器を贈ることで県内の設置率の増加につなげようと、唐津市消防本部が市内と玄海町にある6つの高校で行っているものです。
4日は唐津東高校で、生徒会のメンバー2人が中学生・高校生の在校生あわせて約1070人に、去年発生した住宅火災の件数や死亡者数などの現状を校内放送で説明し、「敬老の日のプレゼントとして火災警報器を」と呼びかけました。

【生徒会生活委員長 牧山愛奈さん】
「今まで住宅用火災警報器を聞いたことがなかった人にも伝わったと思うのでもっと普及していくといいと思う」

唐津市消防本部によりますと、県内の設置率は78%と全国で42番目ということで、今年4月からは市民が購入した警報器の設置・交換が難しい場合、必要に応じて消防本部が手伝う取り組みも始めている、ということです。

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