立憲民主党の代表選挙が7日に告示され、立候補した野田元首相、枝野前代表、泉代表、当選1回の吉田衆議院議員の4人が、自民党の派閥の裏金事件などをめぐり論戦を交わしました。

代表選の4候補は7日午後、日本記者クラブ主催の討論会で、政治とカネの問題への対応策を示しました。

野田元首相:
自民党は政治とカネの不祥事に対して、きちっとけじめをつけていませんから、政権交代でこそ、それが実現できる。

枝野前代表:
裏金議員やかばっている議員は、選挙で落とすということ自体が一つのけじめだ。おかしなことをさせないためということでは、情報公開を徹底する。

泉代表:
政策活動費の10年後公開はありえないし、使途不明金は根絶するということを明確にやりたい。

吉田衆院議員:
領収書は全面公開、監査は収入も含めた全ての収入・支出、トータルな監査を行う。

また、次の衆議院選挙後も見据えたほかの野党との連携について、枝野氏と泉氏が日本維新の会や共産党とは慎重な一方、国民民主党とは前向きな姿勢を示しました。

また、野田氏は「どの野党とも常に対話できる環境を作ることが必要だ」と主張し、吉田氏は「どこと連携するか、事前に国民に示すことが義務ではないか」と述べました。

投開票は9月23日に行われ、新たな代表が選出されます。

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