総理大臣官邸で開かれた戦略会議の初会合には、映画監督の是枝裕和さんや俳優の大沢たかおさんらも出席しました。

この中で、岸田総理大臣は「日本のコンテンツ産業は、鉄鋼や半導体産業に匹敵する輸出規模があり、その競争力の源泉は、会社とともに映画監督や制作現場といったクリエーター個人にあるが、労働環境や賃金の支払いといった側面で、安心して働ける環境が未整備という課題がある」と指摘しました。

そして、会合では基金の拡充も通じ、クリエーターなどの育成や待遇改善を後押ししていくことを確認しました。

大沢たかおさんは、会議のあと記者団に対し「時代や環境が変わってきているので、世界基準にあわせて、労働環境や条件などを整えていくことが大切だと思います」と話していました。

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