9月27日投開票の自民党総裁選挙に立候補を表明した茂木敏充幹事長は9日、日本最西端の沖縄・与那国島を訪れ、台湾有事を巡り「日本の有事にも発展する危険性が極めて高い」との認識を示した。

与那国島内の「日本国最西端之地」の石碑を訪れた茂木幹事長は、「まさに日本の防衛の最前線だ。台湾が見える距離にあるところだ」と述べた。

茂木氏は、台湾有事を巡り「日本の有事にも発展する危険性が極めて高い」との認識を示した上で「あらゆる事態に備える対処力、抑止力を強め、米国等ともすり合わせをしながら毅然と対応していきたい」と述べた。

島内では、糸数町長と面会し、有事が起きた際のシェルター整備を巡り要請を受けたほか、自衛隊の駐屯地も視察した。茂木氏は「崇高な任務を担う自衛隊を憲法9条に明記しなければならない」と強調した。

河野デジタル相が導入に向け議論を提起した原子力潜水艦の導入について、茂木氏は「優先順位は高いと考えていない」とした上で「今後、防衛装備等も近代化していく。日本として装備をもつことの検討はあらゆる分野で必要だ」と述べた。

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