パワハラ疑惑などをめぐって、県議会の全会派が辞職を要求していた兵庫県・斎藤元彦知事(46)が、3年前の県知事選以来支援を受けてきた日本維新の会から辞職を要請する申し入れを受けたが、「県民の暮らしを支える施策が大事」「来年度予算の議論を加速させるのが私の役割」などと述べ、辞職要請には応じず、知事としての職務を続ける意志を改めて示した。
斎藤知事は9日午後5時に取材に応じ、選挙で知事を推薦した日本維新の会は、「説明が県民の納得するものとは言い難い」などとして、9日午後、兵庫県議らが辞職と出直し選挙を申し入れた事について、「申し入れがあった事は真摯に受けとめたいと思います」と述べたが、辞職するのか重ねて問われると、パワハラ問題の告発文書などを巡り百条委員会に2度出席した事を引き合いに、「知事として必要な時に出席をして説明する。県民の皆様に対する説明をしていくのが私の責務」と話した。さらに、コメの高騰などを取り上げて県民の生活が苦しくなっているとの認識を示し、「県民の暮らしを支える施策が大事だと思います」「来年度予算の議論を加速させるのが私の役割」と強調して、知事としての職務を続ける意志を示した。
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