燃料デブリの試験的取り出しで、9月12日ロボットが格納容器内部につながる配管を通過する見通しだ。

福島第一原子力発電所2号機では、9月10日燃料デブリの試験的取り出しに着手し、11日、ロボットが格納容器に入り内部につながる配管の途中まで進んだ。

東京電力によると、12日はさらに1.7メートルほど先に進み、ロボットの先端が配管を完全に通過する計画で、今のところトラブルは確認されていないということ。

廃炉の最難関といわれる燃料デブリの取り出しは当初の計画から約3年遅れたうえ、8月にはミスで作業が開始できず、約3週間中断されていた。
今回の作業では着手から約2週間かけて3グラム以下のデブリを取り出す計画で、第一原発には現在880トンほどのデブリがあると推定されている。

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