兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、県議会最大会派の自民党は12日、定例議会開会日の19日に斎藤氏の不信任決議案を提出する方針を決めた。公明党、立憲県議らでつくるひょうご県民連合、共産党と無所属議員も自民と共同で提出する方針を固めたほか、維新の会も決議案を提出する方針を表明しており、同決議案が可決成立することが確実な情勢だ。
決議案が可決されれば、斎藤氏は議会解散か失職の選択を迫られる。
維新の会を除く自民など4会派と無所属議員は12日、斎藤氏に辞職要求。9日には維新が辞職して出直し選を行うよう求めたが、斎藤氏は12日午後、いずれも応じない考えを改めて示した。自民会派は同日、議員団総会を開き、斎藤氏が辞職に応じない場合は19日に不信任決議案を提出する方針を執行部が提案。異論は出なかったため、了承されたという。
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