去年県内で発掘された出土品や最新の研究結果などを紹介する展示会が佐賀市で開かれていて、全国的にも珍しい器など約150点が並んでいます。

この展示会は文化財保護への理解を深めてもらおうと県が8年前から開いているものです。
会場には去年県内で発掘されたものや過去の出土品を調査したもの、約150点が並んでいます。
こちらは上峰町にある鎮西山城跡で去年見つかった玳玻天目茶碗です。
平安から鎌倉時代に使われたとみられていて県内では初めて発掘された、全国でも15例ほどしか確認されていない希少な器です。
当時の政治や経済の中心地でのみ出土することから、有力者だけが所有できたものと考えられています。

【佐賀県文化保護・活用室文化財調査担当 土井翔平主事】
「発掘調査や遺跡が今まであまり身近ではなかった方にも来ていただいてこういうことがわかるんだ、こういうことをやっているんだと少しでも感じていただければ」

この展示会は10月14日まで佐賀市の県立博物館で開かれています。

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