公明党の山口那津男代表は24日、党代表として最後の定例記者会見に臨んだ。「野党のときもあり、また、連立与党として3人の自民党の総理・総裁と政権を担った。思い出は尽きることはない」と15年に及んだ在任期間を振り返った。
山口氏は会見で「政権を安定させながら、大きく道を外さないように、また、内政に対して、国民の心配事、関心事を敏感にとらえながら対応していくことに配意してきた」と強調。中国や米国などを訪問した議員外交に触れ、「与党として政党としての外交も努力した」と振り返った。
山口氏の後任となる石井啓一幹事長については、「党の中でも、また与党の中でも十分な実績と経験のある人であり、私からとやかく言う必要もない」と説明。「今年は結党60年という一つの節目だ。今後、良き伝統と、党の果たすべき役割、国民が政治に期待するところをしっかりとらえ、新たな布陣で思う存分、活躍してほしい」と新体制への期待を語った。
石井氏の代表選出は28日の党大会で正式に承認される。【野間口陽】
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