【ニューヨーク=平田雄介】自民党の麻生太郎副総裁は23日、ニューヨークのトランプタワーでトランプ前米大統領と会談した。ロイター通信が伝えた。トランプ氏が11月の大統領選で再選した場合に備え、良好な関係構築を図った。
トランプ氏は23日夕、トランプタワーに入る麻生氏をロビーで出迎える厚遇を見せ、自ら案内。近くにいた記者に「麻生氏は日本だけでなく世界でも非常に尊敬されており、親愛なる友人であるシンゾー(安倍晋三元首相)を通して以前から知っている私の好きな人物だ」と語り、麻生氏の訪問を歓迎した。トランプ氏と麻生氏の会談は約1時間に及んだ。
安倍氏は、トランプ氏が2016年の大統領選に勝利した直後、大統領就任を待たずにトランプタワーで同氏と会談し、蜜月関係を築いた。
トランプ氏にとっても、米大統領選に向けて有権者に外交力をアピールする格好の機会となった。トランプ氏は今月に入り、英国のキャメロン外相やポーランドのドゥダ大統領とも会談している。
トランプ氏の選対幹部は22日、世界の指導者たちは「トランプ氏が大統領をしている方が安全で平和だと分かっている」と述べた。
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