「設置しないことは県民の大きな損失だ」と訴えました。

鹿児島県警で相次いだ不祥事をめぐり、県議会の県民連合は25日、調査権限の強い百条委員会の設置を求める決議案を提案しました。

県民連合 宇都恵子議員
「百条委を設置して、一体誰が損害を被るのか、誰もいません。むしろ、設置しないことこそが県民の大きな損失になり得る」

25日の県議会本会議の冒頭、立憲民主党と無所属の議員で組織する県民連合が決議案を提案しました。


決議案では県警の相次ぐ不祥事を巡り、地方自治法に基づいて関係者の出席や証言を請求でき、罰則もある百条委員会の設置を求めるものです。

一連の逮捕者のうち、県警の前の生活安全部長については裁判がまだ始まっていないため、百条委員会では法廷で審理される部分を除く前提で、不祥事が続く要因などについて調査するとしています。

決議案は26日、質疑、27日、採決が予定されていますが、すでに最大会派の自民党が設置に反対していることから否決される見通しです。

一方、公明党は25日の議会で百条委員会とは別に、再発防止策の達成度を確認することなどを目的とした、特別委員会の設置を求める動議を提出しました。

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