自民党の新総裁に石破茂元幹事長が選出されたことについて、日本郵政の増田寛也社長は27日午後の記者会見で「外交安全保障、デフレ経済からの脱却、社会保障の持続可能性、人口減少など、日本が抱えている問題は多岐にわたる。骨太の大きな絵を描いていただき、強力なリーダーシップで国を導いてほしい」とエールを送った。
増田氏は、国内は人口減少で地方の存在感が希薄になり、今のままでは東京と地方の対立が激化する可能性に懸念を示した。
そのうえで、石破氏が特に地方創生策に意欲的なことを踏まえ「自ら足を運び、地方の問題に大変詳しい方。これまでの知見や感覚を生かしてほしい」と期待を述べた。
日本郵政グループとしても「地方経済が衰退し活力を失う可能性が大いにあるなかで、地方創生に郵便局ネットワークを活用する方法をよく考えたい」と述べ、新政権とも積極的に意見交換したいとの意向を示した。【藤渕志保】
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