自民党の新しい総裁に、石破茂元幹事長が選出された。今回の選挙期間中には、福島県双葉町を視察し、住民が帰還できる体制作りなどに意欲を示していた石破新総裁。福島県内の党員票でも最も多くの票を獲得し、支持を集めていた。

<福島県内で支持を集めたのは石破氏>
福島県内でも行われた党員・党友票の開票作業。福島県連によると、総裁選の投票権を持つ福島県内の党員と党友は合わせて1万4573人。投票率は67.17%で、前回2021年の総裁選を約3ポイント下回った。
福島県内で最も支持を集めたのは、石破新総裁で3542票を獲得。次いで高市経済安全保障担当大臣が2116票、小泉元環境大臣が2090票という結果だった。

<石破氏・高市氏の決選投票>
今のルールになってから過去最多の9人が立候補した総裁選。福島県内の党員票も反映される1回目の投票では、過半数を獲得した候補者はおらず、石破元幹事長と高市経済安全保障担当大臣による決選投票に。国会議員の367票と、福島県連など各都道府県連がそれぞれ1票ずつ持つ決戦投票を制したのは、石破茂元幹事長。
石破新総裁は「この日本国を、もう一度皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、石破茂、全身全霊を尽くしてまいります」と語った。
石破新総裁は、10月1日召集の臨時国会で第102代総理に指名される見通し。

<福島から復興加速化を訴える声>
防災省の創設なども訴えてきた、石破新総裁に福島県内からは。
60代男性:「驚いたというか、別な人になるのかなと思っていたので、びっくりしました。安定した生活ができるような」
70代男性:「期待するのは浜通りの復興。みんなが集まる所になるよう盛り上げて頂ければ」
高校3年生:「原発のイメージとか、払拭しきれていないところがあると思う。福島は安全で暮らしやすい町だということをしっかり広めていってほしい」
など、多く聞かれたのは復興の加速化への期待の声だった。

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